近年のライフスタイルの変化に伴い、キッチンは単に調理をする場所ではなく、家族のコミュニケーションやくつろぎの場として捉えられるようになってきました。
キッチンスペシャリストの仕事は、こうしたキッチンに求められる新たな役割を理解した上で、安全で快適な空間を作り上げていくことです。
キッチンの計画に際しては、設計から施工まで総合的に提案していく能力が要求されるアドバイザーなのです。
システムキッチンの導入が一般的となった今、より機能的で快適なキッチン空間が求められています。
多様化するキッチンへの要望を、専門的な知識を裏づけにして、もっとも具体的な形で実現させていくキッチンスペシャリストは、これからますます重要な位置付けになってくるといえるでしょう。
キッチンスペシャリストの資格制度は、公益社団法人インテリア産業協会が実施しています。
試験は12月第1〜2日曜日に毎年実施されます。
資格試験に合格したあと、公益社団法人インテリア産業協会に登録を申請し、登録料を納付、登録手続きが完了すると、キッチンスペシャリストの資格が付与されます。